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ルーフバルコニーとは何?メリットや注意点など併せて解説

  建築コラム

ルーフバルコニーの良いところや注意点などを解説します

広々としたバルコニーを求めている方におすすめなのが、ルーフバルコニーです。ルーフバルコニーとは、階下の屋根スペースを使って設置されたバルコニーのことを指します。この記事では、ルーフバルコニーのメリットやデメリット、注意点について解説します。注文住宅をご検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

ルーフバルコニーのメリットは?

アウトドアを楽しめる

1つ目は、アウトドアを楽しめることです。ルーフバルコニーを設けることで、大人数でのバーベキューやガーデニングなどを楽しめるため、通常のバルコニーよりも使用用途が増えます。上階にある場合は庭とは違い、周りの景色が見えやすいので、素敵なアウトドアを楽しめるでしょう。ハンモックやアウトドアチェアなどを置いて、快適に活用することがおすすめです。

洗濯物が干しやすい

通常のバルコニーの場合、1メートルの奥行きを行き来して洗濯物を干すため、洗濯をする度にその作業がストレスに感じる方も多いでしょう。ルーフバルコニーの場合、広々としているため、洗濯物を容易に干せて日々のストレスが軽減されます。特に布団やシーツなどの大きいものが干しやすくなるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

ある程度の日当たりを確保できる

ルーフバルコニーは広々としていることに加えて屋根もないため、どの方角に設けたとしてもある程度の日当たりを確保できます。日当たりの良い家にしたい場合は、前向きにルーフバルコニーの設置を検討してみると良いでしょう。

ルーフバルコニーのデメリットとは?

排水計画が複雑になってしまう

ルーフバルコニーにはタイルやウッドデッキなどを置くことが多いですが、その下に下階へ雨が浸水しないように防水工事を行う必要があります。防水工事によってバルコニーに溜まった水を排水できるようにしますが、排水口に落ち葉や埃などが溜まってしまうと排水が適切に行われずに雨が溜まってしまいます。

屋根があれば勾配をつけるだけで排水できますが、ルーフバルコニーの場合は人が不快に感じない程度の勾配で排水しなければいけません。そのため、排水計画が複雑になってしまいやすい傾向があります。

居住空間が圧迫されてしまう

バルコニーを広くした分、居住空間が狭くなってしまうため、居住空間を広く取りたい方にとってはルーフバルコニーは魅力的に感じないかもしれません。ルーフバルコニーを設けた場合、部屋を1つ諦めなければいけない可能性が出てくるため、留意しておきましょう。

注意すべき点は?

ルーフバルコニーは雨風や紫外線などの影響を受けやすく、床面が劣化しやすい傾向があるため、注意が必要です。設置する場合は耐久性の高い素材を選び、事前に劣化への対策を施しておきましょう。ベランダデッキを床面に設置する場合は、耐久性の高い木材や人工木などを選ぶと良いでしょう。人工芝はゴミが溜まりやすく、カビが発生しやすくなってしまうため、あまりおすすめできません。

また、周辺から目につきやすい場所にルーフバルコニーを設ける場合は、フェンスやグリーンカーテンなどで目隠しすることがおすすめです。周辺から視線を感じるとルーフバルコニーを快適に使えなくなるかもしれないので、目隠しを設置して快適に過ごせるようにしましょう。

CHECKルーフバルコニーにはアウトドアを楽しめたり、洗濯物が干しやすかったりするメリットがある一方で、排水計画が複雑になったり、居住空間が圧迫されたりするデメリットが存在します。このデメリットを許容できる方は、ルーフバルコニーの設置を前向きに考えてみると良いでしょう。
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