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平屋に暮らしたい!建てる前に確認したいメリット・デメリットとは?

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平屋のメリットとデメリットとは?

最近、人気の平屋。どんなところに魅力があるのでしょうか。まず、平屋と2階建ては、大きく間取りが異なります。平屋は1階にすべての生活空間が配置されるので動線が短く、暮らしやすいという点が大きなメリットです。住まいは家族構成やライフスタイルによって大きく使い方が変わりますが、長い年月を想定するのはなかなか難しいものです。

たとえば、建てた当時、幼かった子どもは十数年後には成人し、その後、夫婦2人の生活に移行することになります。その場合、子ども部屋として使っていた空間は別の空間として使用すればよいですが、子ども部屋を2階に配置していた方の中には、「夫婦2人になってからは2階には全然行きません」と言われる方もいます。今まで自分たちが使用していなかった2階にわざわざ行かないというわけです。その点、平屋ですと、生活空間と同じ階なので、子ども部屋が夫婦どちらかの趣味の部屋になったり、納戸になったり、家族構成の変化によって使い方を変えやすいというのは大きな利点です。

また、将来的に考えても、平屋は動線が短くなるため分、介護する側、される側の負担は軽くなります。寝室、水まわり、リビングと動線が近いので、家族の声や目が届きやすいという安心感があります。平屋はデザインにおいてもすぐれた外観の家が多いように思います。外とのつながりがよく、家と庭が一体化する平屋は、個性的で美しい外観の住まいになる要素が大きいでしょう。

平屋のメリット

  • コンパクトな動線が便利
  • どこにいても家族の気配が感じられる
  • 老後も暮らしやすい
  • 掃除がしやすい
  • 庭と一体感のある外観になる
  • 足場が必要ないのでメンテナンスしやすい
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■ 平屋の写真(事例集)一覧はこちら
ローコストなのにカッコいい平屋やプライバシーを考慮して建てられたコの字型の平屋など、いろいろな住まいを見ることができます。

平屋のデメリット(建てる際に注意したいこと)

2階建てとは違った魅力のある平屋ですが、2階建てとは違った特徴があるため、プランニングの際にいくつか注意しておいた方がよいことがあります。

1 コストが割高になる

家を建てる際にいちばんコストがかかるのは屋根と基礎の部分です。一般的に平屋のほうが二階建てよりも屋根と基礎が大きくなるため、平屋は二階建てに比べるとコストが割高になると言われます。また、材料によりますが、外壁もコストがかかるもののひとつになります。平屋の場合、シンプルな四角形の家もありますが、採光や通風を考えて「中庭」を設けるコの字型の家、また2つの中庭を設けるH型、また中央を中庭にしたロの字型の家もみられます。

基礎と屋根はコストがかかるので平屋は2階建てより割高に。

こうした形の家にする場合、壁の面積が多くなりますので、その分、コストも上がります。建てるときにはあまり気にならないかもしれませんが、家は年月とともに劣化していきますので、何十年か後にはメンテナンスが必要になります。その際の費用もふまえてプランを検討しましょう。


2 敷地は用途地域の確認が必要

最近では60坪くらいの敷地にコンパクトな平屋を建てる方も増えてきました。ただ、注意したいのは建ぺい率です。とくに第一種低層住居専用地域など、建ぺい率(建築敷地面積に対する建築面積の割合)が30%とか40%と制限がある場合には、駐車場や庭を確保したら、希望する家が建てられない!なんてことになる可能性も。

建ぺい率は事前に確認し、余裕をもって建てよう。

たとえば土地が60坪で建ぺい率が40%の場合は、60×0.4=24坪未満の家しか建てられないので、事前に確認をしましょう。平屋を希望する場合は、2階建てより敷地は余裕をもって確保したいものです。


3 採光、風通しのよいプランを考える

平屋を建てる場合、隣の建物の配置などを事前に確認しましょう。隣家の日陰になってしまうこともあるので光が届くかどうか確認をしましょう。とくに、南側に開口を設けて廊下を真ん中にしたプランの場合は、北側が暗くなるので天窓や高窓を設けるなど工夫が必要になるでしょう。

光と風が入るように間取りに工夫をしよう!

平屋の場合、通風と採光を確保するためのプランづくりが重要になりますが、人目に触れるかどうかもチェックが必要です。プライバシーを守るために建物をコの字型などにし、中庭をつくり、そこから光や風を通す方法もあります。家の配置は建ててしまった後には変えられないので、建築会社とよく相談し、快適な住まいをつくりましょう


4 家族同士のプライバシーに配慮する

外からの視線は気になって家のプランに注意を払うものの、意外と見落としがちなのが家族間のプライバシーの確保です。家族それぞれのライフスタイルによって、部屋の配置はよく考えなければなりません。

生活時間が異なる場合は、部屋の配置に配慮しよう!

たとえば、祖父母の隣の部屋に子部部屋がある場合、生活時間が異なり、早朝や深夜の時間帯に隣の物音が気になる、といった不満がでてくる可能性があります。真ん中にリビングなどの共有のスペースを設け、両端にそれぞれの寝室を設けるなど、間取りを工夫することでそれぞれのプライバシーを確保できるので、事前に家族と話し合って要望をまとめておくとよいと思います。


5 断熱性の高い屋根にする

家の中の熱の何割かは屋根から逃げていくと言われます。平屋の場合は、一般的に2階建てよりも屋根が大きく、建物全体が屋根の下にあるので、屋根の断熱性は重要です。断熱性の低い建物にした場合、冬は寒く、夏は暑く、暖房や冷房の消費エネルギーも大きくなってしまいます。反対に断熱性能の高い建物にすれば、暑い夏も、寒い冬も、快適に過ごせるでしょう。

また平屋では天井を高くしてロフトを設けるプランがよくみられますが、通風や換気をよく考えてプランニングしたいものです。

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