暑い夏こそ、キッチンの掃除を!

夏は油汚れ落としに最適な季節
みなさん、こんにちは。今回は、誰もが簡単にできるお掃除のコツをお話ししていきたいと思います。今回はこの時期にピッタリなキッチンのお掃除です。そう聞いて、「夏真っ盛りのこの時期に、よりによってキッチンの掃除をさせるなんて修行ですか!?」と思ったあなた!間違っていますよ。暑い夏はこびりついた油がやわらかくなるので、じつは一番キッチンのお掃除に適しているのです。ですから、気合いを入れて頑張ってみましょう。
ガスコンロにはアルカリ性の専用洗剤を
キッチンでやっかいな汚れと言えばガスコンロですよね。できることならいつまでも目をつぶって見なかったことにしたいところですが、さあ目を開けて始めましょう。
ガスコンロの汚れは主に油や醤油、ソースなどが付着し、酸化して固まってしまった汚れです。酸性の油汚れをキレイにするのには、アルカリ性が適していますので、油汚れ専用洗剤が一番です。軽い汚れは全体にスプレーし、規定時間置いた後に拭き取ればOKです。


五徳はお湯と重曹でつけ置き洗いを
一方、頑固な汚れがこびり付いてしまった五徳には、アルカリ性洗剤を使ってもそんな簡単にはキレイになってくれません。そのようなこびりつき汚れには、まずシンクにビニール袋を置き、その中に五徳を入れます。次に、五徳に重曹を全体が隠れるくらいに振りかけ、50~60℃のお湯を、五徳全体が浸かるようにためます。ビニール袋の口を縛り、そのまま2時間ほどつけ置きしたら最後にスポンジなどを使って洗い流します。スポンジで落としきれない場合には石鹸付きのスチールたわしで軽くこすり洗いをすると良いでしょう。
魚焼きグリルの汚れも重曹が重宝!
そして、みなさんも一度は経験されているであろう魚焼きグリルの惨事です。後で洗おうと後回しにしたまま数日忘れ……。気づいたときにはアチャ~!なんてことありますよね。わたしは度々あります。
その場合も五徳と同様につけ置き洗いをし、網の部分はスチールたわしで軽くこすり洗いをすると簡単にキレイに汚れが落ちます。重曹は酸性のイヤな匂いを消してくれますので、魚のニオイ消しにも効果がありますよ。
1日の最後に除菌仕上げを
夏は暑さにより細菌が増殖します。たった10個ほどの菌が24時間後には100万個まで増えてしまうというデータもあるそうです。そのようにならないよう、キッチンは常に清潔を保ちたいものです。みなさんも除菌対策はされていることかと思いますが、とくに気を付けたい点をいくつかお話しします。一日の台所仕事を終えたら最後の仕上げです。
取っ手と布巾、シンクの掃除で完璧!
まずはキッチンの蛇口、取っ手です。ここは雑菌と水滴により菌が繁殖しやすい場所ですので、キッチン用除菌洗浄剤で蛇口、取っ手をきれいに吹き上げます。それから布巾。布巾は毎日キッチン用塩素系除菌漂白剤に規定量、規定時間で浸します。絞った後は風通しの良い場所に干して乾かします。
そして、最後にシンクを石鹸付きスチールたわしでステンレスの目に沿って磨きます。水で洗い流し水滴をキレイに拭き取れば完璧です。明日も気持ちよくキッチンに立てますよ。まだまだ暑い日々が続きますが、楽しく家事ができると良いですね。


ダスキン(DUSKIN)に勤務し10年。株式会社イシカワの専務取締役に就任し2年。 お客様の「おうちをキレイに保ちたい」という要望に応えられるよう、日々ダスキン商品を研究し、お客様に寄り添う接客を心がけています。