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単身者でも家を買える?一人暮らし住宅購入のポイント

  建築コラム

一人暮らし住宅を購入する前に

「家を買うのは家族ができてから」と思っていませんか?実は近年、単身者による住宅購入が増加しています。住宅ローンの選択肢が広がり、共働きでない人でも資金計画を立てやすくなってきたことが背景にあります。将来の資産形成や老後の安心、住環境の充実を理由に、一人暮らしでも「家を買う」という選択肢が現実味を帯びてきています。しかし、家族世帯とは異なる視点や注意点も必要です。この記事では、一人暮らしで家を買うメリット・デメリットや、住宅ローンの考え方、物件選びのポイントまで詳しく解説します。単身でも「自分らしい暮らし」を実現したい方に向けて、失敗しない住宅購入のポイントをお届けします。

単身者の住宅購入は増えている?

国土交通省や住宅金融支援機構の調査によると、単身世帯の住宅購入数は年々増加傾向にあります。特に30〜40代の働く独身者を中心に、「家賃を払い続けるより資産として持ちたい」「在宅勤務で快適な住まいが欲しい」などの理由から住宅を購入するケースが増えています。

さらに、2020年代以降のライフスタイルの変化により、結婚や子育てを前提としない「自分のための家」を選ぶ人も珍しくありません。単身者向けローン商品やコンパクトな物件の需要も高まり、選択肢が広がっています。

一人暮らしで家を買うメリット

家賃から解放される

賃貸住宅では毎月の家賃が“消えていくお金”となりますが、住宅ローンの返済は将来の資産になります。長期的に見ると家を所有するほうがコストパフォーマンスが良くなるケースも。

自分好みの住まいを実現できる

間取りや内装、設備を自由にカスタマイズできる点は大きな魅力。趣味やライフスタイルに合った空間をつくることで、暮らしの満足度も向上します。

老後の安心感につながる

持ち家があることで、老後に家賃の心配がなくなるというメリットも。定年退職後の収入が限られる中で、「住む場所が確保されている」ことの安心感は大きいでしょう。

注意したいデメリットやリスク

収入の変化によるローン返済リスク

単身者は1人分の収入に頼るため、収入減や失職時の影響が大きいです。住宅ローンを組む際は、無理のない返済計画が重要です。

ライフプランの変化に対応しづらい

将来的に転職・結婚・移住などでライフスタイルが変わる可能性がある人は、売却しやすい物件や立地を選ぶことがリスク回避につながります。

維持管理費がかかる

持ち家は固定資産税や修繕費など、購入後も継続的な支出が発生します。住宅購入=ゴールではないことを理解しておく必要があります。

賢い資金計画と住宅ローンの考え方

住宅ローンの審査ポイント

単身者でも住宅ローンの審査は十分可能です。ただし、

  • 安定した収入 (正社員・長期勤務)
  • 借入比率 (年収の30〜35%以下)
  • クレジット履歴の良好さ

が重視されます。

頭金と返済計画のバランス

頭金はゼロでも購入できますが、できれば10〜20%程度用意することで月々の返済を抑えられます。返済期間は35年ローンが主流ですが、収入や年齢に合わせて無理のない期間設定を。

万一に備える保険加入も検討

団体信用生命保険(団信)への加入は必須。さらに、失業時の保障や所得補償保険などの備えも検討しておくと安心です。

中古住宅・新築・マンション、それぞれの選び方

中古マンション

コスト重視 + リノベ向き

築年数が経っていても、立地の良い中古マンションは人気です。リノベーションで自分好みに仕上げたい人におすすめ。
新築戸建て

将来の家族計画がある人向き

広さや設備を重視したい人、将来的に家族が増える可能性がある人には新築戸建ても選択肢に。郊外なら価格も抑えられます。
コンパクトな建売住宅

バランス型

一人でも持ちやすい20〜25坪前後の建売住宅も増えています。価格・仕様・エリアのバランスを考慮して選ぶと良いでしょう。

将来を見据えた活用・売却・貸す選択肢

ライフスタイルの変化があっても、「売る・貸す」という選択肢があることを前提にしておけば安心です。特に、

  • 駅近・都市部の物件
  • 管理がしっかりしているマンション
  • リフォームしやすい戸建て

などは資産価値を保ちやすい傾向にあります。将来、セカンドハウスや老後の住まいとして活用することも可能です。

よくある質問(Q&A)

Q1. 単身者でも住宅ローンは組めますか?

A. はい、安定した収入と信用情報があれば問題なく組めます。
銀行やフラット35では、単身者向けのローン審査も行っています。正社員としての勤務年数や、返済比率(年収に対する年間返済額)が重要な審査ポイントとなります。勤続年数2年以上・年収300万円以上あれば、多くの金融機関で審査対象になります。


Q2. 将来、結婚した場合はどうなる?

A. 結婚後に住み替えたり、貸したりする選択も可能です。
資産性の高いエリアを選べば、売却や賃貸運用も視野に入ります。結婚後に広い住まいが必要になった場合は、今の家を「セカンドハウス」や「収益物件」として活用することもできます。


Q3. 頭金はどのくらい必要ですか?

A. 0円でも購入可能ですが、10〜20%の用意が理想です。
フルローンも可能ですが、毎月の返済額や利息を抑えるために物件価格の1〜2割の頭金を用意するのが安心です。たとえば2000万円の住宅であれば、200万〜400万円が目安となります。


Q4. 一人暮らし向けのおすすめの間取りは?

A. 1LDKやコンパクトな2LDKが人気です。
在宅ワークや趣味のスペースが欲しい場合は、1LDKや広めのワンルーム、2LDKも検討しましょう。収納が充実している物件も、一人暮らしには嬉しいポイントです。


Q5. 購入するタイミングはいつが良いですか?

A. 年齢ではなく「生活の安定度」が重要です。
年齢よりも、今後のライフプランや資金の安定性、働き方などを基準にするのがポイントです。転職や引っ越しの予定がなければ、早めの購入も資産形成の観点からおすすめです。

一人暮らし住宅購入のチェックリスト ✅

以下の項目をチェックして、準備が整っているか確認してみましょう。

資金・ローン関連チェック

月々の返済額は、手取りの25%以内で収まっている
頭金を10%以上用意できている or 資金計画を立てた
団信(団体信用生命保険)や失業保険の加入を検討している
無理のない返済年数(最長35年以内)を設定している

物件選びチェック

資産価値の落ちにくいエリア(駅近・都心部など)を選んでいる
一人暮らしに適した間取り(1R~2LDK)を選んでいる
防犯面やセキュリティ対策が整っている
リセール・賃貸活用も見据えて選んでいる

ライフプラン・リスク対策チェック

将来の転職・結婚・移住などの可能性も考慮している
固定資産税・修繕費などの維持費も想定している
物件購入後の生活費も無理なく維持できる
万が一に備えた生活防衛資金(半年分の生活費など)を確保している
自分のライフスタイルに合った選択を
単身でも住宅購入は十分に可能で、将来にわたって安心できる暮らしの土台になります。ただし、「買うこと」だけが目的ではなく、自分に合った住まいを選び、長期的な視点で考えることが重要です。

今の生活だけでなく、10年後・20年後も見据えて資金・立地・物件を総合的に検討しましょう。しっかりとした準備と知識があれば、単身者でも「家を持つ」という選択は、きっと人生を豊かにしてくれるはずです。
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