家を建てたい！とちぎの住まいづくり
上手な土地の探し方 | 良い土地を選ぶ基準ややるべきこと
土地探しのコツは？
家を建てるには土地が必要ですが、土地は一度選んでしまうと変更が難しいため、慎重に選ぶことが必要です。家の間取りやデザインはある程度調整可能ですが、土地の場所や地形は変えることができません。住環境や利便性、周辺の施設など、長期的に影響を受ける要素を考慮することが重要です。
一見すると手間がかかるように思えるかもしれません。しかし、慎重に選んだ土地は、理想の家を建てるための堅固な基盤となります。家を建てた後に「もっと良い場所にすればよかった」と後悔しないためにも、土地探しには時間と労力を惜しまないことが大切なのです。
良い土地を選ぶ基準
計画的に進めることが理想の場所を見つける鍵です。良い土地を選ぶ基準としては、交通アクセス、周辺環境、将来性、土地の形状・面積、価格が挙げられます。
- 交通アクセス
最寄り駅やバス停からの距離、交通手段の利便性を重視します。 - 周辺環境
静かで住みやすい環境か、近隣に迷惑な施設がないかを確認します。緑地や公園が近くにあるかどうかもポイントです。 - 将来性
周辺地域の将来的な発展性や価値の向上を見込めるかどうかを考慮します。 - 土地の形状・面積
建築予定の家に適した形状や広さかどうかを確認します。敷地の使い勝手も考慮しましょう。 - 価格
自分の予算に合った価格かどうか、相場と比較して適正かどうかを確認します。
土地を探す時にやるべきこと
エリアの絞り込み
まず、住みたいエリアを絞り込むことから始めましょう。住みたいエリアをリストアップし、それぞれの地域の特徴や利便性を比較します。通勤・通学の利便性や周辺の施設（スーパー、病院、学校、公園など）の有無を確認します。
予算の設定
次に、予算を設定することが重要です。購入価格だけでなく、土地にかかる諸費用（登記費用、仲介手数料、固定資産税など）も含めた総予算を設定し、無理のない範囲でローンのシミュレーションを行いましょう。
現地調査
実際に現地を訪れ、周囲の環境、交通の便、騒音などを確認します。天候が異なる日や時間帯に訪れると、普段気づかない点も見つけやすくなります。また、地盤のチェックも重要です。地盤が弱い土地は、建築費用がかさむことがあるため、地盤調査報告書を確認し、安全な土地かどうかを見極めましょう。
法律・規制の確認
法律や規制の確認も必要です。建築基準法や都市計画法などの規制により、建築できる建物の種類や高さ、用途が制限される場合がありますので、役所で確認することをお勧めします。
平均的な敷地面積は？
地域や住宅の種類によって異なりますが、戸建て保有者の平均的な敷地面積は、およそ200〜250平方メートル程度です。1坪は約3.3平方メートルですので、これを坪数に換算すると、おおよそ60～75坪になります。ちなみに、一戸建ての平均的な建物面積は、30～40坪程度です。
栃木県は車の所有率が高く、敷地内に駐車場がある家庭が多いです。仮に30坪の家を建てる場合、車を持っているのであれば駐車場のことも考慮し、40坪以上の土地を考えた方が良いでしょう。
土地を探す時にここを注意しよう！
隣地関係
- 隣地との境界線が明確かどうかを確認し、トラブルを避けるために境界標があるかチェックします。
- 将来的に周囲の土地の利用計画（例えば、開発計画や商業施設の建設予定など）も確認しておきましょう。
自然災害リスク
- 洪水や地震、土砂災害のリスクがある地域かどうかを調査します。
- 避難経路や災害対策施設の有無も確認しておくと安心です。
インフラの整備状況
- 水道、ガス、電気、下水道などのインフラが整備されているか確認します。
- 将来的に整備される予定があるかどうかもチェックしましょう。
不動産サイトや地元の不動産業者から情報を集め、周辺の相場を把握して適正価格かどうかを判断します。また、不動産会社や土地家屋調査士に相談し、専門的なアドバイスを受けることも大切です。必要に応じて弁護士や税理士にも相談すると安心です。すまいポート21宇都宮本店では、土地の専門家がおります。土地探しでお困りの方はご相談ください。
土地探しは大変ですが、しっかりと計画を立てて進めることで理想の土地を見つけることができます。専門家の助けを借りながら、納得のいく選択をしてください。
